社会人基礎力、実行力とは？

社会人基礎力の一つ、実行力について説明しました。社会人基礎力の実行力について知りたい方に適した内容です。この場合の実行力とは何かを説明しただけでなく、どうすれば身につくのかも解説しているからです。

社会人基礎力、なぜ実行力が重要なのか？

あなたは、「社会人基礎力の実行力ってなんだ？」という疑問を持って、このページをご覧になっていると思います。ここで言う実行力とは、一般的な使われ方や意味と同様で、目的を設定し確実に行動する力です。

ところで、なぜ社会人は実行力が重要なんでしょうか？　それは、設定した目的を実際の行動に移さなければ、意味がないからです。素晴らしい目的が設定できても、実際の行動に移すところまでできなければ、一向に仕事が進むことはありませんね。

そこで、社会人基礎力における実行力について、さらに詳しく説明しましょう。

それでは、社会人基礎力の実行力について説明します。ポイントは５つありますので、しっかりと頭に入れてください。

まず、実行力とは何でしょうか？　実行力とは、目的を決めてそれをちゃんと行動に移せることを指します。例えば、「これを○月○日までに仕上げよう」と思うことは誰でもできますよね。しかし、実際にその日までに仕上げることができるでしょうか？

もっと言えば、その日までに仕上がるように行動できるのか、ということです。一見すると、綿密に予定を立てる計画力が必要なように感じますが、実際にはそれを行動に移せるかどうかがポイントになります。思うだけではなく、実際に行動するということですね。

ところで、目的とは課題解決のために行うことを指します。したがって、課題解決のための目的を設定する計画力と、実際の行動に移す行動力の、両方必要なのが実行力だといえます。

どうやったら実行力が身につくのか考えてみましょう。これは日常生活から、決めたことは必ず行動に移す、ということをやってみてください。そうすると、計画倒れになってしまうことが無いでしょう。ほんの些細なことで構いませんよ。

例えば、前日寝る前に「朝食はパンを食べよう。」と思って、実際翌朝にパンを食べる。これも計画を立てて、行動に移していますね。非常に小さなことかもしれませんが、間違いなく計画と行動です。実行力が弱い場合は、小さなところから少しずつやるべきでしょう。

同様に、仕事でも「この書類はお昼までに書き上げよう。」と考えて、実際に午前中で完了するといったようなことを繰り返します。小さなところから始めて、最終的に大きなプロジェクトに結び付けばいいのです。

このように、計画と行動を繰り返すことで、実行力が身につくと思います。

実行力があると、どんな時に役立つのでしょうか？　実行力とは、計画したことを実際に行動に移すことができる力ですから、プロジェクトが途中で止まってしまうことが無くなります。つまり、会社の損失を減らせるので、信頼感が生まれます。

立てた計画通りに行動できる人は、特に仕事では信頼できますよね。信頼できれば、重要な仕事を任せてもらえるし、上司や同僚からも一目置かれるでしょう。このように、実行力があると、信頼が生まれて仕事も人間関係も円滑になるのは間違いありません。

実行力で注意点すべき点は、目的や計画の設定の仕方です。実行しやすいように簡単な目的にしたり、実行不可能な目的を設定したりしてしまっては意味がありません。なぜなら、課題の解決を行うための目的や計画の設定だからです。

実行しやすいようにハードルを低くしたくなるかもしれませんし、いろいろなことを詰め込みすぎて、ハードルが高くなるかもしれませんね。しかし、課題が解決しなければ、計画は無意味です。したがって、信頼を得るためだけの目的や計画はやめてください。

自分が成長し、会社の利益になるような、やや高めの目的を設定すべきです。そして、設定した目的は確実に実行してください。なぜなら、目的の設定が目的ではないからです。実行して何らかの結果が出て、初めて意味があるんです。

あなたの実行力をチェックしてみましょう。当てはまっているものはいくつありますか？　足りないものは、身につくように努力してくださいね。

いかがでしたか？

社会人基礎力の一つ、実行力について説明しました。実行力とは何かという説明から始まり、身につけ方、役立つところ、注意点について詳しく触れました。社会人基礎力での、実行力についてご理解いただけたのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、実行力は課題を解決するために目的を設定して、実際に行動に移すものです。したがって、最初に行う目的の設定が非常に重要です。確実に課題が解決できる目的設定をして、それを実行に移すことを忘れないでください。

以上、「社会人基礎力、実行力とは？」と題して説明しました。