社会人基礎力、前に踏み出す力とは?

社会人基礎力、前に踏み出す力とは?

社会人基礎力3つの柱の一つ、前に踏み出す力について説明します。読者対象は、前に踏み出す力について詳しく知りたい方です。どのような能力であるか、3つの構成要素について分かりやすく解説しています。

なぜ社会人基礎力の、前に踏み出す力が重要なのか?

厳しい社会を生き抜く力として、社会人基礎力が提唱されています。それは大きく3つの柱で構成されており、そのうちの一つが前に踏み出す力です。これは、「一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力。」と定義されています。

つまり、自ら積極的に動くという点と、簡単にあきらめることなく取り組む点という2つが盛り込まれています。仕事の現場では指示待ちにならないことと、失敗を恐れないことが要求されますので、とても重要な力だといえるでしょう。

そこで、具体的にどのような能力が必要になるのか見ていきましょう。

前に踏み出す力の、超重要3要素をご紹介!

社会人基礎力の前に踏み出す力は、『主体性』『働きかけ力』『実行力』の3要素で構成されていますので、この3つについてポイントをご紹介します。

主体性

ここでいう主体性とは、上司や同僚に指示を受ける前に自ら行動することを指します。別の言い方をすれば、自ら積極的に行動するということでもあります。ところで、なぜ社会人基礎力には主体性が必要なんでしょうか?

それは、仕事は誰かに指示されるだけでなく、自ら課題を見つけてその解決に当たらなくてはいけないからです。一から十まで、すべてを指示してくれるような仕事場はほとんどありません。仕事とは、自分で課題を見つけることだといっても過言ではないでしょう。

したがって、「仕事ができる社会人」として認められるためには、『主体性』が必要になるわけで、おそらく最も重視される力です。なぜなら、「指示待ち人間」は使えない社員として認定されてしまうからです。

参考 社会人基礎力の主体性について、こちらで詳しく説明しています。

社会人基礎力の一つ、主体性について説明しました。社会人基礎力の、主体性について知りたい方に適した内容です。この場合の主体性とは何かを説明しただけでなく、どうすれば身につくのかも解説しているからです。

働きかけ力

ここでいう働きかけ力とは、上司や同僚に協力してもらうことです。つまり、自分以外の誰かの力を借りるということを一つの能力としています。仕事は一人ですべて完結できるものではありませんので、協力を得ることはとても重要だといえるでしょう。

ところで、この働きかけ力という能力は次の二通りが考えられます。

一つは、仕事を自分だけで抱え込まずにいろいろな人に割り振ることで、効率よく行うことを指します。こうすれば短期間でスムーズに仕事ができるだけでなく、働きかけた本人が体調不良などで休むことになっても誰かがカバーできるからです。

もう一つは、なかなかやる気の出ない人を奮い立たせて、仕事モードに切り替えるということです。仕事はチームで行いますので、全員で取り組めるように促すことができる能力はやはり重要ではないでしょうか。

参考 社会人基礎力の働きかけ力について、こちらで詳しく説明しています。

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実行力

ここでいう実行力とは、目的を決めてそれをちゃんと行動に移せることを指します。例えば、「これを○月○日までに仕上げよう」と思うことは誰でもできますよね。しかし、実際にその日までに仕上げることができるでしょうか?

もっと言えば、「その日までに仕上がるように行動できるのか?」ということです。一見すると綿密に予定を立てる計画力が重要に感じますが、実際にはそれを行動に移せるかどうかがポイントになります。思うだけではなく、実際に行動するということですね。

ところで、目的とは課題解決のために行うことを指します。したがって、課題解決のための目的を設定する計画力と、実際の行動に移す行動力の、両方必要なのが実行力だといえます。

参考 社会人基礎力の実行力について、こちらで詳しく説明しています。

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上記3つの力はどのように関係するのか?

前に踏み出す力において、『主体性』『働きかけ力』『実行力』の3つの力はどのように関係するのでしょうか? それぞれの関係性について見ていきましょう。

何かをやろうとするときに、じっと待っていても何も起きません。自ら進んで行動し、様々なことに挑戦しなくてはいけませんので『主体性』が必要ですが、一人で行うのが難しい場合は協力を仰ぐ必要がありますので『働きかけ力』も重要です。

そして何より、計画を実行に移せるだけの力が必要ですので、『実行力』も欠かせません。課題解決や計画を確実に成功へと導くためには、やみくもに行動するのではなく、この3つの力が必要になるわけです。

このように、3つの力が揃うことで、前に踏み出す力が発揮されるわけです。

前に踏み出す力を伸ばすには?

では、前に踏み出す力を伸ばすには何をすべきなのでしょうか? まずすべきことは、「自らが動かなければ何も始まらない」ということの理解です。なぜなら、日本人は「他力本願」の傾向が強いからです。指示待ち人間も決して少なくないでしょう。

そのような事実から前に踏み出す力の重要性が分かったところで、ここまでご紹介した3つの力を伸ばすよう努力する必要があります。先に前に踏み出す力の重要性を理解していないと、各能力要素を伸ばす意味が分からなくなってしまうからです。

これら3つの力が伸びれば、おのずと前に踏み出す力も伸びてくるでしょう。

まとめ

ここまで、前に踏み出す力について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

前に踏み出す力は、社会人基礎力3つの柱の一角で、『主体性』『働きかけ力』『実行力』の3つの要素で構成されていました。総じて前に踏み出す力は、自ら積極的に動くことを能力として定義しているといえます。

つまり、「指示待ち人間になってはいけない」ということが伝わってくるのではないでしょうか。就職して社会人になると、指示されなくても自ら行動できることが必ず求められます。社会人基礎力の中でも、実は最も重要な能力かもしれません。

一般的には『考え抜く力』や『チームで働く力』に目がいきがちですが、『前に踏み出す力』も重要であることを、忘れないでいただければ幸いです。

以上、社会人基礎力の前に踏み出す力について説明しました。