社会人基礎力の一つ、主体性について説明しました。社会人基礎力の、主体性について知りたい方に適した内容です。この場合の主体性とは何かを説明しただけでなく、どうすれば身につくのかも解説しているからです。
社会人基礎力、なぜ主体性が重要なのか?
あなたは、「社会人基礎力の主体性ってなんだ?」という疑問を持って、このページをご覧になっていると思います。ここで言う主体性とは、一般的な使われ方や意味と同様で、物事に進んで取り組む力です。
ところで、なぜ社会人は主体性が重要なんでしょうか? それは、自ら進んで物事に取り組むことが、仕事といっても過言ではないからです。ほとんどの仕事は、積極的に行動しないと進めることができません。ボーっと見ていても何も解決しませんからね。
そこで、社会人基礎力における主体性について、さらに詳しく説明しましょう。
社会人基礎力、主体性のポイント。
それでは、社会人基礎力の主体性について説明します。ポイントは4つありますので、しっかりと頭に入れてください。
主体性とは何か?
まず、主体性とは何でしょうか? 主体性とは、上司や同僚に指示を受ける前に自ら行動するということです。別の言い方をすれば、自ら積極的に行動するということでもあります。ところで、なぜ社会人基礎力として主体性が必要なんでしょうか?
それは、仕事は誰かに指示されるだけでなく、自ら課題を見つけてその解決に当たらなくてはいけないからです。一から十まで、すべてを指示してくれるような仕事場はほとんどありません。仕事は自分で課題を見つけなくてはいけないんですね。
したがって、「仕事ができる社会人」として認められるためには、『主体性』が必要になるわけで、おそらく最も重視される力です。
どうやったら主体性を持てるのか?
どうやったら主体性を持てるのか考えてみましょう。一番簡単なのは、仕事に対して興味を持つことです。興味が持てれば、自ら進んで課題を見つけて、仕事を進めることができます。なぜなら、趣味を誰かの指示で行う人なんていないですからね。
では、興味が持てないような場合はどうでしょうか? これは、「興味が持てるところを見つける」ことが必要です。例えば、単純労働であったとしても「この作業をどれだけ効率よくこなそうか?」と考えれば、主体性が持てますね。
したがって主体性を持つには、仕事に対して興味を持つことが重要だけれども、それができなければ、興味が持てるところを見つけるということが重要になります。
主体性があると、どんな時に役立つのか?
主体性があると、どんな時に役立つのでしょうか? まず、主体性があると、仕事が驚くほど効率よく進みます。いちいち誰かの指示を待たないので、短時間で仕事を終えられます。指示待ちの時間がないから当然ですね。
時間が短縮できれば、ほかの仕事にも取り掛かることができます。よりたくさんの仕事ができれば、残業を減らすことにもつながるので、自由時間を増やすことができますね。また、効率が良いということはコストを抑えることができます。
つまり、費用を抑えることができ、しかもたくさんの仕事がこなせるので、売り上げを伸ばすことができます。結果的に給料を増やすことができるわけですね。
主体性で注意すべき点は?
主体性で注意すべき点は、何が求められているかを把握することです。自ら進んで行動することはとても重要ですが、求められていないことをしたのでは余計なお世話です。自分がおかれている状況や立場を理解して、何が必要なのかを考えなくてはいけません。
つまり主体性とは、自分に求められている行動を考えられるようになることでもあるんです。これを実現するためには、空気を読む力が必要になりますね。もし分からなければ、同僚や上司に「何をしたらいいですか?」と聞いてください。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、余計なことをするよりは明らかに良いし、何より指示を聞きに行っているから、待っているのとは雲泥の差ですよ。自発的に聞きに行ったということは、まさに主体性を持って行動しているわけですから。
あなたの主体性をチェック!
あなたの主体性をチェックしてみましょう。当てはまっているものはいくつありますか? 足りないものは、身につくように努力してくださいね。
- 自ら積極的に行動していますか?
- 指示を待たずに自ら聞いていますか?
- 積極的に課題を発見していますか?
- 効率よく行動するように心がけていますか?
まとめ:社会人に最も必要なのは主体性です。
いかがでしたか?
社会人基礎力の一つ、主体性について説明しました。主体性とは何かを説明してから、主体性の持ち方、役立つこと、注意点について詳しく触れました。社会人基礎力での主体性についてご理解いただけたのではないかと思います。
繰り返しになりますが、主体性は仕事を進めるうえで非常に重要です。「社会人=主体性」といっても過言ではないくらい、企業も重要視しています。いわゆる指示待ち人間では仕事がこなせません。積極的に自ら行動できる力を身につけてほしいと思います。
以上、「社会人基礎力、主体性とは?」と題して説明しました。